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国立清州博物館は、忠清北道の文化遺産を調査・研究・展示し、様々な教育プログラムを通じ、中原(新羅時代の小京)文化の特色を知らせることを目的に19871030日に開館した。

博物館は、秀麗な景色を誇る牛岩山の東の麓に位置している。 博物館の建物は、韓国の代表的な建築家である金寿根(キム・スクン) が設計したもので、韓国の現代建築の記念碑的な作品である。特に、低く強烈なイメージの屋根のラインは、周辺の山々の谷間と自然に調和しており、全国の博物館の中でも、自然景観が最も優れている場所のひとつである。

常設展示室には、忠清北道地域で出土した先史時代から朝鮮時代の遺物2,300点余が時代別に展示されており、忠清北道の歴史と文化が一目でわかるようになっている。野外には、鎮川郡石帳里遺跡、百済時代の製鉄炉と清州市龍潭洞遺跡、統一新羅の墓を復元・展示し、毎年様々なテーマの特別展と巡回展を開催している。

 また、「博物館の研究過程」「博物館家族音楽会」「工芸教室」など様々な社会教育ワークショップと文化イベントを催している。

 さらに、2004108日にオープンした複合文化スペースである「淸明館(チョンミョンカン)」には、「子供博物館」と企画展示室、先端施設の整った講堂、カフェテリアなどがあり、バラエティー豊かな文化体験の機会と憩いのスペースを提供している。

 国立清州博物館は地域のハブ文化機関として、伝統文化の保存継承、文化との触れ合いの機会拡大、文化の活性化に貢献している。

 

 

 

 

 

 

 

 

建築家 金寿根(キン・スクン)

建築家・金寿根(1931~1986)は、韓国現代建築の土台を築き上げると同時に建築も芸術であることを証明した建築家だ。

建築を光と煉瓦が造り上げる「詩」だと考えた金寿根は、崔淳雨(チェ・スヌ、雅名:兮谷、考古美術学者)を通じ、韓国文化の優秀性と魅力に引かれる。1979年に設計した国立清州博物館は、「現代建築が韓国の伝統をどのように具現できるのか」という問いの答えを示した記念碑的な作品として評価されている。

上黨山城に至る山麓に位置する清州博物館は、周りの空間に溶け込むようにいくつかの棟に分れており、屋根の強烈なラインは建物の正体性をはっきりと表していて非常に個性的だ。

博物館の観覧は、建物の最上階から始まる。展示場をまわりながら自然と出会い、いつの間にか、現実世界に戻ってくるようになっている。山中での隠居を夢見た昔の人々の心を現代的に解き明かし、そこに堅固な城郭の概念を導入し、貴重な文化財を保管する場所としての博物館のイメージをはっきりと表現した傑作だ。